カセット→MD→CD

カセットテープからちょうど移行期に兄がMD付きのミニコンポを買いました。

カセットテープと違ってテープが絡まったりしないし、頭出しが楽だし、何と言っても録音したあとに曲順を入れ替えたり、一部だけを消去したりということができるのでとても便利でした。

私はクラシック音楽が好きで、CDをダビングするのはもちろん、ラジオのFM番組をチェックしておいて録音しました。

タイマー録音で、前後少しずつ余分に録音しておいても必要なところだけに編集するというのも楽にできました。

録音したあと、残りが何分あるかということもすぐにわかるのでその隙間にも曲を選んで録音し、今では200本を超えるコレクションができました。

自分的にメジャーな曲はだいたい網羅し、聴きたい曲はいつでも聴けるというのが自慢です。

このコンポが壊れたのが5年ほど前で、兄もCDがあるからいいやと言っていましたが、私はまだ聞きたい録音が山ほどあったのでかなりパニックでした

時代はデジタル機器に取って代わられ、録音用のMDも売り場からどんどん撤去されていきました。

それからしばらくは、無理だと思ってあきらめていましたが、MDからCDに音質そのままでダビングするには専用の機械を持っている業者に頼むのがベストだという事で、大事なMDを選んで5本ほどCD化してもらいました。