マンションの貯水槽

私はマンションの管理組合の役員を持ち回り二年勤めています。

組合では共有部分の設備の維持や管理を積み立て修繕費から賄うのが主な仕事です。

今年の初めにマンション町内会の方で上がってきた貯水槽の老巧化の件で、担当のビルメンテ会社に衛生面の調査をお願いしました。

元々貯水槽自体は10年前に新品に交換していたのでそれ自体は問題がないのですが、メンテ会社がオゾン殺菌の原理を使った循環式雑菌繁殖対策装置の組み込みを提案してきました。

これはここ数年でメジャーになった最新技術のようですが、ヨーロッパでは以前から普及していたそうです。

大掛かりな装置の場合は積立予算をオーバーしてしまうので見積りをとりましたが、基本的にオゾンを使った殺菌のコストは思っているより安く、効果が高いというものらしく、十分に予算内での工事が可能との報告です。

これを管理組合の総会で決議して過半数であったため、取り付け工事を発注する事になりました。

近年の中古マンションリノベーション物件が私の住む棟でも増えて、若い夫婦が多く引っ越してきたこともあり、水の安全性についてナーバスになっているご家庭も多く、今回の決議による工事は住民一同に賛成を得られたという事でとてもよかったと思います。